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知らなかった!唾液に隠された4つの効果

お口の中を潤す唾液には、歯の健康を守る様々な効果があるのを知っていますか?今回は、唾液が無くてはならない理由と減った場合に取るべき対処方法について詳しくまとめました。是非参考にして頂ければと思います。

■唾液に隠された4つの効果

1.再石灰化による歯の修復

他の部位に比べうっすら白っぽくなった状態を専門用語ではC0といい、虫歯の初期段階である脱灰(エナメル質に存在するミネラルが損失し、結晶構造がスカスカな状態)が起こっている事を表します。唾液には、カルシウムイオンとリン酸イオンを補給し、エナメル質の結晶を新しく形成する効果があるため、C0の虫歯を治す事ができるといえます。

1.1 再石灰化には、衛生的な口腔環境が必要不可欠

唾液による再石灰化の効果があるのにも関わらず、どうして治療が必要な虫歯が発生するのでしょうか。その理由は、食生活とお手入れ不足にあります。食後、口腔内は酸性に変化し、唾液の力で再び中性域に戻りますが、間食が多かったり、食後のお手入れを怠ると、酸性時間が長くなり、常に脱灰が起こりやすい状態となります。脱灰が繰り返されると、唾液による再石灰化が追いつかなくなり、歯科医院での治療が必要な虫歯へと変化していきます。

2.体内に入る病原菌を減少させる

口腔内には、300~400種類もの細菌が存在するといわれており、しっかりお手入れを行っている人であっても1000~2000億個の細菌がいるとされています。唾液には、免疫グロブリンや抗菌酵素が豊富に含まれており、食事や呼吸によって体内に入る様々な病原菌を減らす効果があります。

2.1 唾液の減少は、免疫力の低下につながる

ストレスや緊張など、交感神経の刺激によって起こる分泌の抑制をはじめ、体調不良や加齢、口の周りの筋力低下や咀嚼機能の低下も唾液の分泌を減少させます。唾液が減少すると、当然戦力が低下するため、体内へ病原菌が侵入しやすくなり、結果的に免疫力の低下へとつながります。

3.ブドウ糖の吸収を促進させる

生体のエネルギー源として有名なブドウ糖ですが、食べ物ではブドウ糖単体では存在せず、はじめは炭水化物(デンプン)として摂取します。唾液に含まれる酵素アミラーゼには、デンプンを加水分解し、腸粘膜で分解され速やかに吸収されるブドウ糖2分子のマルトースにする作用があります。

4.粘膜組織の修復・保護

唾液には、粘性タンパク質のムチンが含まれています。ムチンは、保湿やそのものを覆う役目をもっており、粘膜の表面の乾燥を防ぐほか、食物などの外部からの刺激に対し口腔内の粘膜を保護する作用があります。また、粘膜の表面に汚れが付着するのを防ぐ効果もあります。

■唾液が減ってしまったときの対処法とは?

虫歯予防をはじめ、健康な生活を送るためにも欠かせない唾液ですが、その分泌量は常に一定なものではありません。特に加齢による唾液の低下は防ぐことのできない、いわば生理現象であるともいえます。口腔内が乾燥しやすくなったと感じた際に効果的な対処法をご紹介します。

1.口腔内の保湿

頻繁なうがいや水分補給、口腔内専用の保湿剤などを使用するようにしましょう。保湿剤には、万が一飲み込んでも危険のないものもありますが、飲み込んではいけないものも存在します。注意書き、説明書にしっかりと読み、正しく使用するようにして下さい。

2.噛みごたえのある食事

「噛む」という動作そのものが唾液の分泌を促す効果をもっているので、常日頃から噛みごたえのある食事を心がけましょう。特に、ゴボウやキャベツ、大根など食物繊維が豊富な食材は、噛むことで繊維による洗浄効果も期待できるため、積極的に摂取すると良いでしょう。

3.唾液腺マッサージ・顔面マッサージ

唾液腺を刺激することで唾液の分泌を促し、口周りの筋力の低下を防ぐ効果のあるマッサージは、同時にお肌のたるみやほうれい線の改善も期待できます。ちょっとした時間でできるので、毎日続けて行い、健康で美しい見た目を維持しましょう。