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治療が怖い!歯科恐怖症の原因と対処法
「治療へ行かなければいけない!」と分かっているのに、怖くてどうしても行く事ができない…。それは、もしかすると歯科恐怖症かもしれません。今回は、歯科恐怖症の原因や対処法について詳しくまとめてみました。歯科恐怖症を克服し、健康なお口を取り戻しましょう。
■歯科恐怖症とは?
歯科恐怖症は、歯科の治療に対して不安や恐怖心が強く、治療が受けられない状態になっていることをいいます。大人にも多いといわれる歯科恐怖症の主な原因は、精神的外傷といわれており、過去の治療で辛い経験をしたり、歯科医院側のミスで酷い目にあったなど、それがトラウマとなって、歯科医院への通院や治療を受けるという姿勢を妨げています。
1.“心の病”も関係している
歯科治療に対してトラウマをかかえていない方であっても、「未知なものに対する不安」がある事で、歯科恐怖症を患う場合もあります。ストレス社会である現在は、精神疾患を発症させやすい環境であり、不安や緊張、恐怖心を強める要因となっています。
■いくつ当てはまる?歯科恐怖症の10の症状
歯科治療に対して、「痛い・怖い・辛い・苦しい」など悪い印象を持っている方は多く、定期的に歯科医院に通っている方であっても、「出来れば行きたくない」という気持ちの方が強いかと思われます。歯科恐怖症の症状を、軽度~重度に分けてまとめました。あなたはいくつ当てはまりますか?
1.【軽度】不安要素がある
- ・機械からでる「キーン」とした音が怖い
- ・薬品の独特な匂いが嫌い
- ・姿勢を倒された瞬間に、不安を感じる
歯科恐怖症の軽度は、不安や緊張を感じても、治療を受けるために我慢ができるケースです。治療の合間や、口をゆすぐタイミングで、ゆっくり深呼吸をし、気持ちを落ち着かせましょう。
2.【中等度】全身状態に何らかの変化が起きる
- ・激しい動悸や息切れ、発汗が起こる
- ・目を閉じていられない
- ・手が震えたり、手を握り締めていないと耐えられない
- ・視線を一箇所に留める事ができず、スタッフや歯科医師の行動や仕草を1つ1つ確認してしまう
不安や恐怖心から、身体に何らかの変化が起きるケースです。症状自体は、治療に支障をきたす事はありませんが、突然パニック発作が起こる危険性もある為、注意が必要です。
3.【重度】耐えられない・じっとしていられない
- ・パニック発作が起こる(眩暈や吐き気、激しい動悸からくる息苦しさ、身体全体の痺れ等)
- ・雰囲気に耐えられず、急に起き上がってしまう
- ・感情が安定しない
治療が行えない程の症状がでるケースです。歯科医院への通院を考えるだけで、体に異常をきたす場合もあり、過去に強い精神的外傷を負った方に多いとされています。
■歯科恐怖症であっても行きやすい!歯科医院の3つの特徴
歯科恐怖症である人の中には、治療を受けたくても、「何かあったら」「迷惑をかけてしまいそう」と自分を責める方もいらっしゃいます。歯科恐怖症は、けしてその人が悪いわけではありません。今では、歯科恐怖症の原因を理解し、しっかりとした対策、工夫を行っている歯科医院も存在します。特徴をおさえ、事前に調べてから、通院場所を決定するよう心がけましょう。
1.静脈内鎮静法や笑気麻酔を導入している
不安や恐怖心を取り除き、リラックスした状態で治療を受けられる方法として、静脈内鎮静法と笑気麻酔があります。静脈内鎮静法は、笑気麻酔よりも効果が強い為、インプラント治療や親知らずの抜歯、骨造成手術などの大きな処置、中等度~重度の歯科恐怖症である場合に適しています。軽度~中等度の歯科恐怖症であれば、小さなお子様でも受けられる笑気麻酔がオススメです。
2.歯科医師の技術レベルが高く、経験や設備が豊富
静脈内鎮静法や笑気麻酔といった特殊な方法を行う処置は、歯科医師の技術、経験が必要不可欠となります。「万が一トラブルが起こった際にも、適切な対応が迅速に行える環境作り」を実行している歯科医院を選びましょう。
今日も最後までお読み下さりありがとうございました。さいたま市大宮区の森田歯科医院では、笑気ガス・静脈内鎮静法に対応しております。お気軽にご相談下さいませ。